三命学の歴史
三命学は中国でうまれ、星の動きや自然を観察しつづけた結果、
法則が存在することがわかり、さらに研究を重ねていきました。この研究は、1000年以上にもわたり行われてきました。
その中で、五行思想や陰陽思想が加わったと言われています。
この思想を基本におき三命学は形成されるようになっていったのです。
宿命×運命=運勢
宿命
自分では選べないもの
- 変えられないもの
- 生まれながらにして決まっているもの
- その人が持っている種のようなもの
宿命になるものの例
- この世に生まれてきたこと
- 生年月日
- 生死
死は自分で選ぶことが出来ます(自殺)
しかし、三命学では自殺を役目の放棄とみなします
自然死が一番と考えます
自然淘汰の考えです - 性別
最近では性同一性障害の方が増えています
それでも生物学的(遺伝子的)な性別は変えることができません - 両親・家柄・兄弟
生まれてきた両親を変えることができません
また、最初に生まれた家柄も変えることができません
何番目の兄弟かも同様です - 遺伝・五体満足かどうか
- 生まれてくる時代・国家
今の時代に生まれたということは変えることができません
また、日本に生まれたことも変えることができません
*後に、国籍を変えることはできますが、こちらは運命になります
運命
自分の意志で選ぶことができるもの
- 自分で変えることができるもの
- 生きていく過程で選択(=チョイス)できるもの
- 種(宿命)をどこに、いつ植えるか、ということ
- 広くいうと育っていく環境のことです
- 運命=選択(チョイス)
- 命に運ばれてくるもの → 宿命が生きていく道
宿命の果たし方
- 時期やどのように行うかは、自分の意志や努力や周りの環境で変わります
- いつ何をして、どのような生き方をするのか、ということは本人の選択でかなり変わります
- ですので、選択が重要なのです
運命になるものの例
- 住居
どの地域に住むかで、風習や宗教、考え方も変わります
いつ引っ越すかは大切です
いつ建てるか、購入するかは重要なポイントです - 保育園・幼稚園・学校
学校の校風などは考えに影響します
特に専門教育は大きいです - 職業
中年期の多くの時間は仕事に割かれます
どういった仕事に就くかは人生を左右します
主婦や主夫も仕事に入ります - 結婚
結婚するか、しないかの選択も重要です
どういった相手と結婚するかも大切です - 子供
今はバースコントロールができます
子どもを作るか、作らないかも選択です
運勢
持って生まれた宿命を活かすために選択した結果
- 宿命と運命の結果起こるもの
持って生まれたものを活かすために選んだ結果 - 種を植えた結果、どうなるかということ
- 「運がいいとか悪いとか」いうのはこの運勢を指します
宿命には善し悪しはありません
運命には善し悪しがありません
運勢には善し悪しがあるのです - 言い換えると、「人生」といってもいいです
人生は、宿命と運命の結果なのです
彼を知り、己を知れば百戦危うからず
まずは自分の宿命をよく知ることです
その宿命に合った生き方をした人が幸福な人生を送ることができます
そのためには宿命(種)を知ることです
そして、いつ、どこに蒔くか(運命)がマッチすれば、良さが出ます
例:稲という種であれば、初夏に、水田に植えると成長していく
稲なのに、砂漠に植えられても、場所が悪いので実らない